世界を変えた二大粉飾事件 ★え☆ん★ろ☆ん★ わーるど♪こむ
みなさん、こんにちは!藤原育也です。
前回は監査法人は市場に於ける最後の番人である、という話を致しました。
そして、過去にアメリカで発生した二大監査法人と会社でグルになって市場をだました事件について触れました。
まずは、一社目。エンロン社から、高校生でもわかるようにさらっていきましょう。
エンロンという会社は1985年に合併で生まれたエネルギーの会社です。エネルギーの専門商社みたいなイメージですかね。
その会社が財務諸表作成に際し、不正をした(一版には粉飾決算と言われますね)と言うことです。
会社ぐるみの不正ということで、担当者-上司の砦は崩れ、営業部-コーポレートの牽制関係も崩壊、従業員-経営陣という構図も崩壊していたのでしょう。
そこで出てくるのが監査法人。基本的に監査法人は冷静に、客観的に事実関係を確認していきます。普通は会社の粉飾決算なんて監査法人は見抜けるのです。
売上高を上乗せしているのであれば、売上原価、在庫回転率等が不自然な数値になるのです。
また、現金、在庫等の目に見えるものはしっかりと目視確認、在庫実査、工場視察等するんです。だから、基本的にはばれます。
エンロン社の場合、粉飾だらけの財務諸表が市場にでてしまった。
これはどういうことかと言うと、
①監査法人が無能
②監査法人が会社とグルだった(会社に買収された)
のどちらかです。
エンロンの場合は②でした。エンロンの監査担当であったアーサーアンダーセンが不正に積極的に関与していたということです。(そして、最終的に間違っていると知りながら問題なし!とお墨付きを与えた。)
同じようなことが2002年ワールドコムという通信関係の大企業でも起こりました。
こちらも監査はアーサーアンダーセンでした。この二件でアーサーアンダーセンは解散となりました。(当然ですかね)
アメリカはこの二件を非常に重く受け止めました。
投資家が会社への出資(株式の購入)の判断をする最大のツールは財務諸表です。
財務諸表は会社の(経営者の)主張です。(ここで言う主張はAssertionと言います。)
今、自分はこれだけの資産、負債を持っていて、これだけ稼いだよという通信簿が実態を表していなければ、投資家は何を信じればいいのでしょうか。
少なくとも、その時米国証券市場は信頼されなくなり、多額のお金が流出しました。
エンロン事件が発生した直後、速攻ブッシュ大統領はアメリカ株式市場の崩壊を懸念し、投資家保護(要は市場に対して嘘ついたらシバク)の法律を急ピッチで準備。
2002年(発生から1年!はやい!)にブッシュがサインする、、、、直前にワールドコムが発生したって感じですね。
市場に対して嘘ついたらシバく法案が、皆さん聞いたことあると思うSOX法(ソックス法)です。
なんで、ソックスなんだろう、、、、?くつした?硫黄酸化物??
SarbanesさんとOxleyさんが作ったというだけです。だからSとOXをとって、ソックス。
日本でも西武鉄道、カネボウ、ライブドア、東芝と粉飾決算が発覚するたびに日本版SOX法(J-SOX法)の話が出てきますね。
次回以降も監査方法の各論に入る前にもう少し、監査法人、粉飾決算について掘り下げて考えてみましょう!
では!!

エンロンの崩壊は多くの映画、書籍になっています。