2020-01-01から1年間の記事一覧
皆さん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回は課税所得が自由に減らせる世界の話をしました。 でも、これらのお話しは税務会計に於いては認められないのです。 税金の徴収は「出来るだけ多く、公平に」です。 公平のところの意味を勘…
皆さん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 税務会計のお話し続けていきましょう。 BS、PL等を作るときに適用する財務会計は保守主義に基づいて、出来るだけ利益を少なく見せるというのはそろそろミミタコだと思います。 では、もし税金…
皆さん、こんにちは!ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回は休憩がてら書評を挟みましたが、また繰延税金資産完全理解への道ということで、税務会計の根底にある考え方を見ていきましょう。 軽く復習ですが、財務会計は株主を始めとしたステークホ…
ドラッカーも「利益は幻」って言ってた!!!!w 私にしては大変珍しいですが、本を読みました。 表紙に書かれていた『利益は存在しない』という一言にテンションブチ上がりとなり、図書館で速攻で借りた一冊。 勉強会の第一回目は絶対に、それ以降でも時折…
みなさん、こんばんは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! さっそく、税金の話、考えていきましょう! 「利益とは会計というハコニワの中で決められたルールによって算出された幻の数字に過ぎない」 時代が変われば、会計ルールは異なるし、今現在で…
みなさん、こんばんは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! では、繰延税金資産という「山の頂き」に到達すべく、基本的な考え方を一つ一つ理解していきましょう。 まずは、「税金」です。 財務会計を考える上でどうしてもおざなり、曖昧になってしま…
皆さん、こんばんは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回のCIA 熟達した専門的能力と専門職としての正当な注意は自分でも書きながら何のアドレナリンも出ず、悶々としました笑 今回はマンというマンを持して、勉強会でも質問の多い「繰延税金資産…
みなさん、こんばんは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 数回USCPA、特に財務会計系のお話しを続けました。 気持ち的にはもっともっと掘り下げて、繰延税金資産の話とかしたい!!けど、CIAの熱が冷めてきちゃいそうなので、今日はCIAやります!泣…
みなさん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回まででEBITとEBITDAの説明を終わらせました。 今回は少し概念的な話。 「経常利益はアメリカのPLには存在しない」という話をしていきたいと思います。 いきなり、わりと衝撃的なことを言…
みなさん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回まで時間をかけて、EBITの存在意義についてお話致しました。 今回はこの流れでEBITDAをみていきましょう! まず、英語を読み解きましょう。どうせ頭文字です。 Earnings Before Interest…
みなさん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 早速、EBITが使われるケース、二つ目見ていきましょう! ◎買収後、借金は俺が返したる!って場合は支払利息は考えない方が良い EBITやEBITDAはPLの勘定には出てこないから分かりづらいという…
みなさん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 早速、EBIT,EBITDAの存在意義、明らかにしていきましょう! ◎国によって異なる金利、税率を無視して比較することが出来る。 例えばAという会社のPAT(Profit After Tax/税後利益)が40、BのPAT…
みなさん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回からEBIT、EBITDAへの苦手意識をなくそう!ということで話をさせて頂いております。 税後利益から法人税と受取/支払い利息を控除(無かったことにする)するということでしたね。 では、な…
みなさん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! ここ数回今勉強中のCIAの内容に就いて纏めていたのですが、内容に奥行きがなく、 このままこんな感じで続けていたら当ブログの魅力も落ちていってしまうのではないかと危惧した今日この頃で…
皆さん、こんばんは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 今回は早速チャプター2、独立性と客観性を見ていきましょう! CPAの時から言っている様に、監査をする部門は独立性、客観性が必要なんですね。 独立性は組織、客観性は人ですね。 基準の1100は…
皆さん、こんばんは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! では早速、CIAやっていきましょう。 今日は倫理綱要。 倫理綱要を守る必要があるのはCIAなら全員、内部監査に関わっていれば全員と覚えよう。 定義を見ておこう。 IIAの倫理綱要:内部監査の専…
皆さん、こんばんは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 早速CIAのお勉強。 IPPFの構成は使命⇒必須のガイダンス⇒推奨のガイダンス 必須のガイダンスの中身はゲンテイリンキ 基本原則⇒定義(モクセイハン)⇒倫理綱要⇒基準(属性基準1000~、実施基準2000~)…
みなさん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! さっそく、CIAの最初。 IPPFの構成について、みていきましょう! ちょっと長くなったけど、一気に頭を整理していきたい! ①内部監査の使命 ②必須のガイダンス 内部監査の専門職実施の基本原…
みなさん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回はUSCPA(米国公認会計士)とCIA(公認内部監査人)の試験形式の共通点、違いについてお話しました。 では、今回はCIA試験のPart IであるEssentials od Internal Auditing(内部監査に不可欠…
みなさん、こんばんは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回は私がもうなっているUSCPAとこれからなりたいCIAの試験の共通点についてお話致しました。 今回は相違点を整理して、総まとめといたしましょう。 <異なる点> 上記でUSCPAもCIAも全て選…
皆さん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回からテーマを変えて、CIAの勉強のモチベーションを挙げるためにこれから色々纏めていくというお話しを致しました。 早速入りましょう。 USCPAとの関連性も絡めながら考えていきたいと思い…
皆さん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回までは監査リスクに関して時間をかけて説明をしてきました。 今回はまたテーマを変えたいと思います。 実は、私はUSCPAを取った後のノリで先日CIAの受験に向けて勉強を始めました。 CIAと…
みなさん、こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回までは、IR、CR、DRをそれぞれ穴の大きさ、そしてカイジ沼篇の三段クルーンに例えて、Risk of Material MisstatementはIR×CRとなるということをお話ししました。 ちなみに、またまた大事…
みなさん!こんにちは! ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回までは概念的な話で、AR=IR×CR×DRというお話しを致しました。 この部分、非常に抽象的ですが、非常に大切です。 なぜかというと、それぞれのリスクを評価することで、実際の監査の業務の…
みなさん、こんにちは!ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回は監査リスクをControllable、Uncontrollableの二項に因数分解し、Controllableな方を監査人自身が無能で間違いを見抜けないリスク、Detection Risk(発見リスク)という、ということまでお…
では! みなさん、こんにちは!ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 今回はちょっと気分転換に、また全体感のお話しをさせて頂こうかと。 監査法人がClientの財務諸表を監査する時、一番やっちゃいけないことって何でしょうか? いきなりこう言われると…
みなさん、こんにちは!ワシントン州公認会計士の藤原育也です! 前回は財務諸表監査の大枠を説明しました。 ○はUnmodified opinion、 △はQualified opinion、 ×はAdverse opinion、 ノーコメントはDisclaimer of opinionでしたね。 監査法人の仕事は上記4つ…
みなさん、こんにちは!ワシントン州公認会計士の藤原育也です。←冒頭の挨拶を少し変えました笑 最近はずっと監査のお話しをさせて頂いております。 監査とは何なのか、何のために必要なのか、具体的な事件(エンロン事件、ワールドコム事件)も紹介しながら米…
皆さん、こんばんは!藤原育也です。 ずっと監査のお話しをしております。 監査法人は会社が作った財務諸表が実態を正しく表しているかを判断します。 ただ、サービスを提供している手前、お金をもらっているのでその辺がYUCHAKUっぽくならないように客観、…
みなさん、こんにちは!藤原育也です。 前回は監査法人は市場に於ける最後の番人である、という話を致しました。 そして、過去にアメリカで発生した二大監査法人と会社でグルになって市場をだました事件について触れました。 まずは、一社目。エンロン社から…