監査の勉強 最初にして最大の鬼門 reporting
みなさん、こんにちは!ワシントン州公認会計士の藤原育也です!
前回は財務諸表監査の大枠を説明しました。
○はUnmodified opinion、
△はQualified opinion、
×はAdverse opinion、
ノーコメントはDisclaimer of opinionでしたね。
監査法人の仕事は上記4つのうち1つの意見を表明することに限られるということです。
では、前回の記事②Audit Reportingとは何を学ぶのでしょうか。
これは結構暗記的な部分が多いです。
監査結果というのは、Audit Reportというレポートに載ります。そのレポートのフォーマットをちゃんと理解、暗記しましょうという話ですね。
○、△、×、ノーコメントによってレポートのフォーマット、使用単語が違ってくるんですね。
例えば、○、△、×の場合は冒頭はWe have audited the accompanying balance sheets of 什么什么~となりますが、
ノーコメントの場合はWe were engaged to audit the accompanying~となります。
前者の方はしっかりと監査が完了して、意見を表明するというものであるのに対し、後者は頑張った!(けど出来なかった)という意味合いになっていますね。
Unmodifiedであれば問題ないですが、それ以外の場合はどこにどのような問題があったかによってレポートの内容が変わってきます。
なので、それらを一つ一つ理解、(出来れば)暗記する感じです。
私は4教科の中で唯一Auditだけ不合格を経験しました。
その時はこのAudit Reportingの部分の理解が甘かった、そんな気がしています。
ただ、英文の暗記ほど面倒くさいものはなく、頭文字をつなげて無理やり覚えていました。
例えば、公開会社(日本で言う上場会社)に対する財務諸表監査報告書の題名は
Report of Independent Registered Public Accounting Firmと言います。
これはRIRPAF(リルパフ)と覚えました。
意味不明ですけど、そうやって覚えていくんです!w。
暗記の鬼門Regulationも含めオリジナルのごろ合わせは100個以上あると思います笑
Reportingの勉強は他の分野と比べるとモチベーションが上がらず大変でした。
実際に実務を行う場合は大切と思いますが、僕はその予定はなかったので、モチベ上がらず当然ですねw
でも、受験的には避けることのできない大きな壁です。
Audit Reporting、あまり深堀出来ませんでしたが、こんな感じで御勘弁くださいw
では!