会計素人がUSCPAになって感じたこと。

学生時代意識低め、英語普通、営業一本で会計素人のサラリーマンがひょんなことからUSCPAの受験を決意。1年半で合格しましたが、学習を通じて感じたことを誰でもわかるように、平易な言葉で書き残したいと思います。というのは後付けで本当は自分の為の備忘録(笑)

満点取れたと思っても「8割いった位かな。。」って言うでしょ?それが保守主義。会計も一緒。

皆さん、こんばんは!藤原育也です。

 

今年も最後まで突っ走りましょう!

 

前回までは貸倒引当金の概要を仕訳等の少し難しい言葉も使いながら説明しました。

 

今回は、、、、、少し話がそれますが、また会計の基本的考え方に立ち返ります笑

 

財務会計は「保守主義」です。保守主義、コンサバとか言いますが、何も難しい考え方ではありません。

 

例えば、みなさんがテストを受けたとします。まぁまぁ手ごたえあって9割位はいったかなと思ってた時に、親から「テストどうだった?どんくらい取れた感じ?」と聞かれました。この時、あなたはなんて答えますか?「9割くらいできたよ!」って言いますか?多くの人が「7-8割くらいかな、、、」っていうんじゃないでしょうか?私もその気持ちは非常によくわかります。なぜでしょう?やっぱり、事前に9割と言っちゃって、いざフタを開けてみたら80点でしたとなるとカッコつかないからです。

 

出来るだけ、事前のハードルは低くしておく、そして、いざ本当にチョンボしてしまったときの傷が浅く済むようにして置く。というのが本質的な考え方ですね。

 

試験前に友達と「勉強した?」「いや、まじ一分も勉強してねーよ。」もこれと似ている発想かもしれません。マラソン大会の前の一緒に走ろうねからの猛ダッシュもこれに近いかな、(ちがうか!?byものいい、吉田サラダ)。

 

保守主義って、低めに言ってハードルを下げておくという観点もそうなのですが、もう一つ大事な観点があると思います。

 

それは、「ビックリさせない」です。

 

このビックリさせないって実は会計の世界だけでなく、社会で仕事をする上で結構大事だったりします。何か伝えたいことがあるときにそれをいきなり上司に言うと、「そんなこときいてないぞ!!(あぁ~ビックリした~)」なんて反応になっちゃうおじさん、結構いるんですよね。

 

そりゃ、「今初めて言ったんだから聞いてないに決まってんだろ」って感じですけど。誰だって最初のニュースは今まで聞いてなかったものじゃねーかと笑。ただ、現実にはそんなこと言えないので、そういったおじさんには事前に「お耳に入れておく」ことが大切になります。まぁ、根回しみたいなもんですね。

 

特に悪いお話しの時は小出しでinputしておいた方が良い。それが見積もりが含まれる場合であれば、まさにそうですよね。もしかしたら、こういったことが起こるかもしれない。心づもりをお願いしますって言っておけば、いざその悪いことが実際に起きてしまったときに「あら、でも前言ってましたからね。」というスタンスで「逆にちゃんと将来の危険を事前に予知し、inputしてくれた、エライネ」っていう感じにもなったりします。

 

でも、それが良い話であった場合、良いことが起こるかもしれないといった状況では、これは言わない方がいいですよね。普通に考えて、「もしかしたら、こんないいことがあるかもしれません!」って言って、実際に起こらなければ「は?なんなの、お前、、ぬか喜びさせやがって」という何にも悪いことしていないのに、大変嫌な感じになってしまいます。

 

究極的には前段で話した「ハードルをさげる」という点と、「ビックリさせない(ように悪いニュースは小出しにする)」という点は同じような気もしますが、微妙にポイントが異なるので分けてお話ししました。

 

ってか何の話をしていたんでしたっけ、(自分で上まで戻って読み直してみるw)、、、

 

だいぶ脱線しました。

会計上の利益は意見、なぜなら主観が入るから。その会計の特性を議論するのに外せないのがこの「保守主義」ということでした。

 

脱線したようで非常に大切な考え方です。

 

手ごたえあっても満点とれそう!と言わないのは中学生も社長も同じなのです。

 

では!!