負債から想起しがちなカイジ感 〜前半〜
みなさん、こんにちは!藤原育也です。
今回は会計の基本中の基本中の基本中の基本、資産と負債の話をさせて頂きます。
みなさん、資産とは何でしょうか?負債とは何でしょうか?それぞれに持つ印象はどんなものでしょうか?
資産というと、資産運用、資産家、有り余る資産、、などなんだかRichなイメージがありますね、一方負債はどうでしょう?負債地獄、負債がのしかかるなど、あまりいいイメージはないですね。一言でいうと、カイジですよね。日々の生活を過ごすお金が無くなり、サラ金に借金をし、借金取りから追われている、、、というイメージ。
それはそれで正しいのです。ただ、注意しなくてはいけないのは、それは日常の世界に於ける意味ということです。僕らがいるのは会計の世界ですから、会計の世界に於ける意味をしっかりと理解しなければいけないのです。
少し話がずれるのですが、USCPAの試験には3種類の問題があります。MCとTBSとWCです。MCとはMultiple Choiceの略で、一問一答選択問題のこと。TBSはTask Based Simulationの略である説明、状況が与えられて そこから色々考えていく所謂応用問題です。そしてWCはトイレではなく、Written Communicationと言って、英文エッセーのことです。WCはBECにしか登場しないので、影の強キャラって感じ。普通、勉強を始めた時はまずMCからやるんですよ。基礎的な知識の確認が多いので。ただ、ある程度頭が整理されてきたらTBSに挑戦してみるんです。
んで、私がUSCPA史上初めてチャレンジしたTBSの問題ってのが、「会計用語が並んでいて、その定義を選択肢の中から選ぶ」というものでした。AssetとかLiabilityとかが並んでいて、その会計上の定義を選ぶんです。
一通り理解してたつもりだったのですが、全くわからず、本質が分かっていないなぁと落胆したのを覚えています。
その中で出てきたAsset(資産)の定義はProbable future economic benefits obtained or controlled by a particular entity as a result of past transactions or events.
負債(Liability)の定義はProbable future sacrifices of economic benefits arising from present obligations of a particular entity to transfer assets or provide services to other entities in the future as a result of past transactions or events.
でした。
日本語に直すと、資産は「過去の取引または事象の結果として、ある特定の事業単位により取得または支配されている、発生の可能性の高い将来の経済的便益」、
負債は「過去の取引または事象の結果として、特定の事業単位が、他の事業単位に対して、将来、資産を譲渡しまたは用益を提供しなければならない現在の債務から生じる、発生の可能性の高い将来の経済的便益の犠牲」という意味になります。
ここから、どんどん掘り下げていくので今日はここまで!!
引き続き、宜しくお願い致します!!