会計素人がUSCPAになって感じたこと。

学生時代意識低め、英語普通、営業一本で会計素人のサラリーマンがひょんなことからUSCPAの受験を決意。1年半で合格しましたが、学習を通じて感じたことを誰でもわかるように、平易な言葉で書き残したいと思います。というのは後付けで本当は自分の為の備忘録(笑)

監査ってなんだ!? ~だます会社とだまされる株主~

大変ご無沙汰しております!藤原育也です。

 

自粛期間に入り、心も体もなんとなーくやる気がなくなってしまい更新が滞ってしまいました。

ただ、今年がもうすぐ半分終わるということを実感し、改めて発信力を高めていきたいと思っております。

 

会計ネタから少し外れて今日は監査のお話しをしようと思います。

 

監査はまさにUSCPAの四教科のうちの一つです。

教科名はAuditなので、AUDと略されたり。たまにAudit & AttestationでA&Aと呼ばれたりします。

Attestationとは証明という意味です。USCPAを取るまでであったことがない単語でした。

 

監査というと、なんとなく暗く、怖いイメージがありますよね。

営業部にいると、内部監査の対象になったりするとババを引いた感じで焦って色んな書類の確認とかを始めますよね。

余談ですが、私も昔物流の部署にいたころ内部監査の対象になり、日々の請求書や出荷指示書等を細かくチェックされました。

営業からするとメンドクサイ、そういったイメージと思います。

 

「監査」という言葉を辞書で引いてみましょう。

Wikipediaによるとある事象・対象に関し、遵守すべき法令や社内規程などの規準に照らして、業務や成果物がそれらに則っているかどうかの証拠を収集し、その証拠に基づいて、監査対象の有効性を利害関係者に合理的に保証すること。とありますね。

 

こう読むと難しいですが、簡単に言うと「ちゃんと正しくやっているのかをチェックする」というイメージでいいと思います。

そもそも監査という言葉は動詞が名詞化したものです。動詞の中でも他動詞ですよね。と言うことは目的語が必要です。V+OのOが欲しい。

つまり監査と言うことだけでは、何に対してチェックをするのかが曖昧なのです。実際、財務諸表監査、内部統制監査、IT監査等様々あります。

その中でも最も一般的なのが財務諸表監査(Financial Statement Audit)です。

この財務諸表監査とはwikiの定義に基づくと、成果物が財務諸表となると考えてください。

つまり、会社が作った財務諸表が正しいか(実態に即しているか)をチェックするということです。

 

だって、そもそも考えてみてくださいよ。

財務諸表って誰が作るんですか?

会社が作りますよね。会社の中の経理部が仕訳をして、その仕訳を元にBS、PL、そしてCFSを作りますね。

 

でも、その財務諸表、、、本当に正しいのでしょうか。

 

会社の中には営業とコーポレート、ものすごく乱暴に言うと情熱と理性があります。

コーポレート部門の中でも職務分離(Segregation of duty)や組織同士の牽制等で不正が起こらないようにしています。

 

ただ、会社ぐるみで悪いことをしようとしたら、、、、?

 

そうなんです。なんでも出来ちゃいますよね。

 

BSの左側の資産勘定。現金、売掛金、有価証券、、、本当にそんなに持ってるの?

PLの売上高、、、、本当にそんなにいっぱいあるの???

 

会社が作って会社が承認するということは、簡単に言うと、

問題に対し、自分で解答し、自分がまるつけをするのと同じなんです。

 

これって、、怖いですよね。

 

なので、ちゃんと確かめをしてくれる存在が必要です。

 

それが監査法人です。

監査法人はClient企業の財務諸表が正しいかどうか(合理的かどうか)あの手この手を使って調べます、確かめます。

 

その中身就いては、次回以降見ていきましょう!!!

 

監査って面白いですよ。

これから一緒に考えてみましょう。

 

では!!!